「夫ははっきり言ってマザコンです。私が重いものを持っていても全く無関心なのに、義母が何かを持つとすぐに駆け寄って荷物を持ってあげたり、私の話には生返事なのに、義母の話だと長電話もイライラせずに付き合います。また今後、同居の話が出ていて気が滅入ってます。」
（tomo、37歳）
かわいらしくアピールして荷物を持ってもらおう
イライラしている原因は、義母にはこうしてあげてるのに、私には何もしてくれてないのがさみしいわけよね。でも、義母はあなたの倍近く生きている年配の女性よ。ご主人が荷物持ちを手伝うのは当然のことじゃないかな。むしろ、気遣いができてやさしいご主人だと思うわ。
今はあなたが若くて元気だから、重いものを持っていてもご主人が手伝ってくれないのかもしれないけど、あなたが年をとって病気をしたり、足腰が弱くなってきたりしたら、いろいろサポートしてくれるんじゃないかな。
荷物を持ってほしい時、ちゃんとご主人にアピールしてる？ 「ごめん、これ結構重たいの…。持つの手伝ってくれない？」みたいに。あなたが普通に荷物を持っていたら、ご主人は「あ、自分で持てるんだな」って思って持ってあげようと思わないわけ。
私なんて、「ふーっ… これ重いの… 持てないの…」ってかわいらしくアピール(笑)して、「仕方ねーなぁ」って持ってもらってるわよ。だから、持ってほしい時は「持ってほしい！」ってきちんとアピールしないと。「持ってくれないのね！」をアピールしてたら、誰だって持ちたくなくなっちゃうわ。それこそ「荷物を持ってくれて当たり前」って思っていない？
そうそう、自然な流れで荷物を持ってもらうのに簡単な方法があるわ。まず、自分が重い荷物を持とうとするの。その時に、「じゃあ私のこのバッグだけ持ってもらっていい？」って手提げバッグをご主人に渡すのよ。そうしたら、「そっちの重いほうをよこせよ」って言ってくれると思うの。最初から重いのを渡そうとすると、オレを使おうとしてるな？って思われるけど、これはなかなかいい方法でしょ。
「マザコン」と「親孝行でやさしい息子」は紙一重
あと、私の話には生返事なのに、義母の話だと長電話も付き合います…ということだけど、お義母さまはご主人を喜ばせるような話のツボを押さえているんじゃないかな。「おまえだけだよ、私の話を聞いてくれるのは」「ごめんね～ いつも長電話に付き合わせちゃって」「本当にいつもありがとうね」なんてご主人を労うような言葉を掛けてくれてたら、長電話も嫌がらずに付き合うよね。妻とは毎日一緒にいるから、なーなーになりやすいけれど、離れて暮らしている義母だもの、電話で声も聞きたくなるでしょう。「親孝行してえらいね」って褒めてあげてもいいくらいじゃない？
夫婦も毎日一緒にいたら生返事になってくるって(笑)。私もそうよ。（私）「おかえりー」（夫）「今日さ～ オレ疲れることがあってさ～」（私）「そっかそっか、大変だったねっ」って流し気味になったり(笑)。でもお互いさまじゃない？ ご主人があなたにとって興味のない話をしてきたら、「へー そうなんだー よかったねー」みたいな、興味ありませーんってかんじの返答になるでしょ？ それは仕方のないことよ。ご主人の生返事に生返事で返すっていうのもアリよ(笑)。
同居の話を回避するのはなかなか難しいかもしれないけれど、私の場合、ちらっと同居の話が出た時に、「お義母さんのこと大好きだけど、この距離だから仲良くいられるんだよね。私って人見知りだし、人に合わせるタイプじゃない？ お義母さんと一緒に住んだら合わせすぎちゃってお互い疲れちゃうと思うの。だから同居じゃなくてスープの冷めない距離で暮らすのがいいと思う」って主人に伝えて納得させたわ。だから、義母を遠ざけようとせずに、あえて近づくような提案をしたらいいと思うの。遠ざけようとするから義母がさみしくなって近寄ってこようとするわけで。具体的には、同じマンションの棟違いに住むようにするとかはどうかな。「お義母さんが近くにいてくれたら、私も安心です～」ってかんじにうまく持っていってね。
マザコンと思うのではなく、親孝行でやさしい息子って思ってみて。 これが夫婦円満のレシピよ♪
