気軽にやり取りできる「LINE」は、
ライトに連絡先を交換できるメールの代わりのツールになりました。
でも、
ケータイメール世代からすると、
ちょっと文章のテイストやテンポ感が違うな、
と思うことってありますよね。
LINEが主流になった今こそ
もう一度考えるべき、
文字でのコミュニケーションの極意をお伝えします。
Contents
絵文字やスタンプはボディランゲージと心得て
絵文字やスタンプは、
文字だけではない自分の
「感情」や「表情」を伝えたい時に使える
アイテムのひとつです。
つまり
「文字のボディーランゲージ」なんです。
だからこそ、大げさにつたわりやすく、
ちょっと使い方を間違えてしまただけで
大きな誤解を生んでしまうこともあります。
例えば、
可愛くスネた感じを表現したくて
「もういいよ(プンプン!)」というイメージで
送ったつもりなのに、
相手はその絵文字を見て、
「え、そんなに怒らなくてもいいのに……」
と解釈してしまうかもしれません。
信頼関係が出来ている相手なら、
冗談や意味の無い絵文字を送ったとしても
そこまで問題ありませんが、
LINEなどでたくさんの人と簡単にやりとりをする場合、
気軽に意味のない絵文字を送ったことで
混乱を招いたり、
大げさに伝わってしまい、
気まずい雰囲気になることもあるんです。
使い方と使う相手の見極めは重要ですよ。
漢字・ひらがな・カタカナのイメージの違いを考慮
ガラケー時代よりも、
スマホの予測変換は進化していて、
昔よりもずっと簡単に変換ができるようになりましたね。
でもここが落とし穴!
言葉は、相手への「プレゼント」です。
自動で変換したままではなく
送信前に読み返して、
【自分の伝えたいニュアンス】になっているかどうかを、
「変換」にも気を配ってチェックしましょう。
例えば、3つの文章を比べてみてください。
「お仕事頑張ってね」
「お仕事がんばってね」
「お仕事ガンバッテね」
この3つのイメージ、
だいぶ違いますよね。
相手に合わせて同じ言葉でも
漢字にする方がいいのか、
ひらがなにする方がいいのか、
カタカナにする方がいいのか。
また、話している時にも強弱や抑揚をつけるように
カッコを使い分けて
「強調」、【強調】、<強調>するということもできますね。
文字にも表情をつけるということが大切です。
LINEは短くテンポよく。メールは読みやすい行間を
LINEなどのアプリは一行の文字数が少なく、
短文のやり取りを想定したアプリです。
なるべく長くても1画面に収まるくらいの長さで
リズミカルに送るのがベスト。
あまり長い文章だと画面が埋め尽くされて、
「うわ、長っ!」と引かれてしまう場合もあるのでご注意を。
メールの場合は、
ある程度の長さの文章を作る場合もありますから、
「改行」や「行間」を使うのもテクニックの一つです。
新聞のようにギッシリと文章を並べてしまうと、
読んだ相手は、あなたが何を一番伝えたいのかが分かりづらくなってしまいます。
(また、長文にも気をつけてみてくださいね。)
文章は相手が読みやすく、
考えが伝わりやすいように、
句読点や改行を上手く調整しながら作成していきましょう。
送る前に何度か声に出して読んでみるのも効果的です。
息継ぎの場所や、間をあける場所を確認すると、
適切な句読点の位置も分かってくるはずです。
そのリズムが相手に伝わるように作ってみましょう。
文末の記号で気持ちを表現してみて
頭の中で、次の文章を再生してみてください。
A「ありがとうございます。」
B「ありがとうございます♪」
なんとなくBのほうが楽しそうに見えますよね。
このように文末に何かをつけることで、
言葉のイメージがかわり、
メールを読んでいる相手はあなたが
どんなテンションなのかを読み取りやすくなります。
でも、
男性に対して送るメッセージの文末を
「ハート」にするのは注意してください。
ハート系のスタンプも同じですよ。
いろいろな男性に「ハート」を使いすぎると、
相手だけでなく周囲からも
浮気や誘惑のつもりだと思われてしまう可能性もありますから。
男性に使うのは、彼氏や好きな人だけにしましょうね。
LINEはメールよりもチャットに近いので、
どのタイミングで終わらせればいいのかがわかりにくいもの。
しかも文末が「?」という疑問形の文章は
「次の返信を待っています!」と受け取られてしまう場合があるので、
良い頃合いで文章ではなく、スタンプのみで
「了解」や「OK」の意図を送り、
やり取りの区切りの意思表示の代わりにする思いやりも大切です。
なるべくポジティブな言葉を心がけて
LINEは後で簡単に過去のやり取りをさかのぼる事ができるので、
なるべくプラス言葉やポジティブな内容を送ることを心がけて、
「寂しいな」
「もう、嫌い!」
「それ、ウザい」
「イライラする~!」
などのマイナス言葉、ネガティブな内容は控えましょう。
人の記憶は完璧ではないので、
目の前にいる時、
対面している時の声のやり取りの場合は一語一句が残るわけではないので、
そこまで気を使わなくても良いのですが、
LINEは後で簡単に読み返せる、
そして送ったら編集できないので、細心の注意が必要です。
ケンカや、妬み嫉み、
意見の相違などは目の前にいる時なら、
ケンカ後でいくらでもフォローができますが、
LINEなど後に残るものでは避けましょうね♪
文字は会話とは違い、
表情や感情を直接見ることができません。
会話よりも難しく、
誤解を生みやすいものだという意識を持って
気を配るのも、素敵な大人のコミュニケーションマナーですね♪