「〇〇だから」の落とし穴
付き合って「恋人」になる、
結婚をして「夫婦」になる。
この「恋人」や「夫婦」というような肩書きができると、
どうしても
「恋人なのに、なんでわかってくれないの?」とか
「夫婦なんだから、私の気持ちくらい察してよ」というような
「◯◯なんだから、わかってくれるハズ」
という思い込みが生まれてきてしまいます。
まだ告白もできていない付き合う前や、
新婚さんで一緒に住み始めた頃は
「自分よりも相手」に関心があり、
相手の気持ちや考えに
興味を持って理解しようと心がけていたのに、
月日が経って恋人や夫婦という関係性に落ち着いてきた頃には
「◯◯なんだから、わかってくれるハズ」
という考えが多くなってきてしまいます。
「◯◯なんだから、これくらいやってくれて当たり前」もそうですね。
こういう
「◯◯なんだから」とか
「◯◯なハズ」は
コミュニケーションの大きな落とし穴なんです。
最初の「◯◯なんだから」の◯◯に当てはまる
「夫婦」や「恋人」とかはあくまでも肩書きの1つであって人と人、
夫婦になっても、
何年一緒にいても、
ちゃんと「わたしとあなた」を大切にして
自分の気持ちは
「相手に届くように伝えて」
相手のちょっとしたサインや
ちょっと不器用な伝え方も受け止めようとすることが大切ですよね。
なので
「◯◯なハズ」のわかってくれるハズ、
伝わっているハズ、
にも注意してみて下さいね。
日本人は
「相手を傷つけないように」と
直接的にハッキリ要求や気持ちを言わない傾向があるんです。
なのでちょっと不器用な伝え方が多くなり、
わかってくれているハズと思って、
相手もわかったつもりになっていて、
後になってお互いに内容が少しずつズレていて問題になってしまう、
ということも多々あります。
「阿吽の呼吸」や
「ツーカーの仲」や
「アレやコレで伝わるのが熟年夫婦の素敵な姿」ともありますが、
大切な気持ちはちゃんと伝えて、
ちゃんと伝わる方が嬉しいですよね。