「尽くすと甘やかすは違う」
尽くしてしまう、尽くしんぼさん
お付き合いする男性に尽くすと、結果相手をダメにしてしまい
どうすればいいのかわからない・・・
また、男性とのお付き合いの中で
ダメ男と付き合ってしまったり、結果として相手をダメにしてしまったりすることもある。
実はこれ、同じようなことで悩んでらっしゃる方がとっても多いんです。
男性との付き合い方に悩みを抱えている独身女性はすごく多いんですよね。
■結婚したいのに、付き合っている相手に合わせる/尽くしすぎてダメにしてしまう。
などなど、実にたくさんの声をいただきます。
そんな迷える尽くしんぼの女性に、アドバイス。
どういうことかというと、
まず頭に入れておいてほしいのは
「尽くす」と「甘やかす」のは似て非なるものということ。
好きな男性に尽くすことっていうのは決して悪いことではないんです。
ただ、その尽くす内容が大切なんですね。
好きな人に尽くしていると思っている人に限って、
それは傍から見たらただ甘やかしているだけだったりすることも多いの。
一方的に、相手が望んでいないことまでやってあげようとしてしまうと、
尽くしの押し売りになってしまうんですよね。
そうすると自分も相手に対して「してあげている」意識が強くなってしまうし、
その割に相手からは感謝されないという、お互いにとって悪循環になります。
そして「自分はこんなに相手に尽くしているのに・・・」と落ち込んでしまう。
それじゃただの
自己陶酔のダメ男製造機になってしまいますよね。
そうならないためには、相手の男性からもきちんと尽くしてもらうこと。
恋愛は二人いて成り立つ、相互関係の上にできるものなんだから
「相手のために何かしてあげよう」っていう相手からのフィードバックも大事なのよ。
一方的な利害関係ではダメなんです。きちんと相互関係じゃないとね
でも男性から尽くしてもらうなんて難しい・・・と思われるかもしれません。
そのために、自分も相手に尽くしてあげるんですね。
でも、例えば何かをプレゼントするとか養ってあげちゃうとかみたいな
物理的に尽くしてしまうのはNGです。
男性の物理的な欲求や金銭的な欲求を女性が満たしてしまうと、
男はどんどんダメ男になってしまいます。
自分が頑張らなくても相手に満たしてもらえる、という楽な道が見えてしまうんですね。
そうすると男性は「こいつを幸せにしよう」とか
「こいつのために頑張ろう」とは思ってくれなくなります。
なので女性は、彼が自分では手の届かない、手が足りない部分をフォローしてあげて
相手にも、自分のちょっと足りない部分を
フォローしてあげたいと思ってもらうことが大事なんですね。
そのためには、物理的な欲求を満たしてあげるのではなく、精神的に尽くすことが必要です。
前置きが長くなりましたが、そこで見習ってほしいのが旅館の女将さんです。
旅館の女将さんを嫌う男性っていませんよね?
女将さんたちは別に、私たちに物をあげたりとか、お金をあげたりという
物理的な「尽くし」は何一つしていません。
でも笑顔や気持ちのいい挨拶、相手を大切に思う気持ち…
そういった気遣い、心遣いで、
もっともっと素敵な、精神的な「接遇」、「尽くす」を提供しています。
日々の生活の中でついつい疎かになりがちなことですが、
相手への感謝の気持ちや相手のことを大切に想う気持ち。
こういった心を込めて、笑顔で
●おかえりなさい
●行ってらっしゃい
●今日もお仕事お疲れ様
●ありがとう
●おはよう
●おやすみなさい
の言葉を伝える。
些細なことではありますが、日々の生活の中でそれがあるとないとでは大違いです。
人は心のこもった言葉をもらうと、精神的にとても満たされた気持ちになります。
ですから、「尽くす」ことを怖がる必要はありません。
尽くすことと甘やかすことを履き違えず、
パートナーを精神的にフォローしてあげられれば、それは必ず相手にも伝わるし、
こちらから伝えた分だけ相手も返してくれるのです