Blog・日常

LGBTと手術について。

LGBTと手術について。

私も授業などでLGBTについて話していますが、私もLGBTのT=トランスの1人です。

まさか自分が生きている間に戸籍が変えられる、結婚ができるようになるとは夢にも思っていなかったので、法律を変えるために動いてくれた方々には本当に感謝しております。

そしてもちろん戸籍を変えるなんてことはものすごく大変なわけで。

年齢、婚歴や子供、SRS(性転換してるかってことね)、などなど色々な審査があるのです。

簡単ではないし、お金もかかる、でも私はそれで良いと思うんだ。

「好きな人の為に、生殖器を切れますか?」とか、「心の性のまま、戸籍上の性別を変える制度を作って欲しい」とか、「性別適合手術を保険適用に」という意見もあるけれど。

保険適用?いらないと思うの。

私の個人的な意見だよ。

万が一、いつか保険適用になるなら「あら、なったのね、そういう時代なのね」と思うだけです。反対運動とかはしませんが。

でも、保険適用(3割負担)とかになってしまうと、性転換手術を30~50万円という激安でできちゃうわけさ。

30万円をはした金とは思ってないよ(笑)でも30万円で性転換手術とかはちょっとおかしいと思うの。

簡単に安価でできすぎると、問題も増えるんだ。

今は100~150万円くらい。これくらいは自分で汗水たらして、頑張って、仕事しながら手術したらどうなるか、本当にしたいのか、一時の迷いではないか、手術をしたらどうしたいのか、どう生きていきたいのか。

考えながら働けばそんなに無理な金額ではないでしょう。

それくらいが無理なら、車も買えないだろうし、家も買えないだろうし。下手したら大学入るよりも、何か資格を取るよりも安いわよ。

ブランド物とか、流行りのファッションを毎月買ったり、流行りのランチやパンケーキを食べたりするのをちょっと我慢したら溜まるくらいの金額です。

なりたい自分、あるべき姿の自分になるためなんだからさ、

それくらい、考えながら稼ごうよ。

保険適用だから手術するとか。

そういうのとは違うと思うんだ。

自分がしたいからする。

自分が手術をしたら笑顔で生きられるからする。

そのために働く。

ただそれだけなんだ。

手術をしなくても幸せだと思えるからしない。それも素敵な決断。

それは「ちゃんと考えた答え」だから。

誰のためでも、誰に言われたからでも、高いからできない、安い(保険適用)からやる、とかのお金の問題でもないんだよね。

と、思うのさ。

これは私の考えで、押し付ける気もないし、つぶやきみないなもの。

私の考えは「カミングインという生き方」として日本保健医療行動科学会で発表しています。

ご興味のある方はこちらからダウンロードして読んでみて下さい。

http://nana-yoshii-profile.strikingly.com/

https://uploads.strikinglycdn.com/files/323757/01d0edbd-e957-4e73-8685-ec1bcae5b2bc/comingin.pdf

◆この記事を書こうと思ったきっかけ

スマイルさんがシェアしていた心之介さんのブログ記事

http://s.ameblo.jp/5chibis/entry-12032392935.html

忍ちゃんのFacebookシェア記事

https://www.facebook.com/shinobu.okamoto.1981/posts/773797932735520