コミュニケーション

つい言ってしまう「ダメダメ!」を 辞めましょう♪

皆さんは上司と部下、
親と子として、
人を育てるということを
上手にできていますか?

今回は、人材育成の場面でも、
親子関係でも、全てに使える
〝人を育てるときに使える
コミュニケーション〟について
お話させていただきます。

 

私は母と、子育ての話を
するときがよくあります。

 

私がどんな子供だったのかとか、
どんな風に私を育ててくれたのかとか
たわいのない話をしていたのですが、
その中で「それって子育てだけじゃなくて、
大人に対してもできる
テクニックじゃない??」
思ったことがあったんです。

 

それが名付けて
「ダメダメそうそうの
使い方」です。

 

例えば子どもに
「その本持ってきて」と
お願いをしたとします。

 

子どもって色々なことに興味があるから
その本のところに行く前に、
どこか寄り道をしてみたり、
他の気になるものの前に
行ってしまったりしますよね。

 

もし、子どもが本以外のところに
行ってしまったら、
みなさんだったら子どもに
どんな声かけをしますか?

 

「ダメダメ!そっちじゃない!」とか
「ダメダメ!ちゃんと取りに行って!」
のように
ダメダメ言ってしまってはいませんか?

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子どもは大人が思う以上に、
親の声や顔色を見ています。

 

親の表情とか目線とか、
すごい注意深く見ながら
成長しているんですよね。

 

だから「ダメダメ!」と
言われてしまうとその瞬間、
子どもは自分が否定されている
思ってしまいます。

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1回くらいダメと言われたくらいでは、
また他の興味を持ったもののところに
行こうとします。

 

でも何回もダメダメ言われてしまったら
子どもはやる気を失い
動かなくなってしまいます。

 

これって子どもを育てるという点では
NGですよね。

 

ではどうすればいいのか。

 

「ダメダメ」ではなく
「そうそう」を使うんです。

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「その本を持ってきて」と
言われた瞬間に、
子どもが立ち上がったら
「そうそう」と
言ってあげること。

 

本の方向に一歩を踏み出したら
「そうそう」と言ってあげること。

 

というように「ダメダメ」ではなく、
正しく動けたら承認の言葉を使い、
そっちに向かっていいよということを
教えてあげることが大切なんです。

 

もし途中で横道にそれてしまったら
「ダメダメ」ではなく
「あれ、本はどっちにあるかな?」と
誘導してあげましょう。

 

そして正しい方向に戻ってきたら
「そうそう」です。

 

もちろん本を持っていてくれたら
「ありがとうー!」と
思いっきり褒めてあげてくださいね。

 
この繰り返しが
自信に繋がっていくんです!

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人を育てようとしているとき
「ダメでしょう!」と言ってしまうのは、
自分では怒っているわけではなく
注意しているつもりでも、
ダメばかりを言ってしまうと、
その人の行動力や発見する力、
自信などをどんどん削いでいってしまう
可能性があります。

 

これは子育てだけではなく、
会社の社員でも、
男女のパートナーでも、
対人関係、人間関係
全てに言えることです。

 

あなただって、
毎回ダメだしされていたら
「そんなに言うなら私、
やりたくありません!」となるでしょ?

 

子どもや部下を上手に育てるためには、
いかに承認空間を作れるか
ということが重要になります。

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もし違う方向に向いたら、
質問してあげましょう。

 

質問承認だけで、
人は前に進めますからね。

 

質問と承認をすると、
人は前を向くことができます。

 

そしてそこに発見共感があると
さらに自信がつくんですよ。