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コンプレックスエイジ

すごい作品に出会いました。また、宝物が増えました。
久しぶりに、心がギュッと鷲掴みされた作品です。この感覚「聲の形」以来だわ。
「26歳、派遣社員、趣味=コスプレ」物語。佐久間結衣先生の【コンプレックスエイジ】
 
私も中学1年生の春からコスプレに目覚め、多くのコスプレ衣装を手作りしてきました。
コスプレ仲間と次はどんなコスプレをしようか、どの生地を使おうか。コスプレをすることが私の幸せでした。
 
私はコスプレに、どれだけ支えられたことか。
コスプレが無かったら、あの当時の自分は現実と向き合えなかったかもしれない。
 
 
この作品では、趣味=コスプレの主人公「片浦渚」の現実と理想の葛藤がとてもリアルに描かれています。
職場でバレてしまうことへの不安、年齢、仕事、恋愛、結婚、仲間、両親との関係性。
 
また、この作品のスバラシイのは言葉のセンス!
帯のキャッチコピーはもう、趣味に生きている人からするとゾクゾクさせられる鳥肌モノなわけですよ。
 
◆好きなものを諦められない、すべての人へーーー。
◆その趣味に、賞味期限はあるか
◆楽しめ、血を流しながら。
◆趣味に、人生の何%を捧げようか。
◆たかが趣味かもしれない。それでも、そう生きるしかない彼女達。
◆非難ゼロの作品なんて、無いのと同じ。
◆どうしても、好き。そんな幸せな呪いの行方。
 
もちろん作中にもスバラシイ言葉が溢れています。
 
読みながら、何度も、何度も、
嗚咽を漏らしながら、泣きました。
 
ぜひ、読んでほしい作品です。
 
 
 
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