コミュニケーション

「このコと気が合う! と思わせる 「空気あわせ」の法則

「このコと気が合う!
と思わせる
「空気あわせ」の法則

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集団の中で「場の空気」を
読んで嫌われないようにする、
というのはよくあることですが、

一対一の相手とでも
「空気をあわせる」
ことで、相手に

「私はあなたと仲良くなりたい」

「私はあなたに興味があります」

という気持ちを
伝えることができます。

「空気あわせ」
とはなにか、
なぜ効果があるか、
その心理、行動、方法に
ついてお伝えします。

 

 

1.同じものを注文する

飲み会では多くの人が
「とりあえずビール!」
などと注文しますね。

そうすると同じタイミングで
揃って注文し、
みんなで同じビールジョッキを
持って、同じような声の大きさで
「乾杯ー!」。
なんだかこの瞬間、
「一体感が気持ちいい!」
と思うことがありますよね。

逆に、良し悪しは別にして、

「私は、カルアミルクで!」
などと言うとき、
なんだか空気が
変わったようで
気まずかったりしませんか?

とはいえ、
お酒の席ならば酔いや
にぎやかな雰囲気により、

仲良くなる
きっかけも多いので、

もっとカタイ場所で
応用してみましょう。

 

例えば、カフェで
相手がアイスコーヒーを頼んだら、
同じようにアイスコーヒーを頼む。

そして、相手が
一口飲むタイミングで
自分も一口飲む、

相手が飲み終わるタイミングで
自分も飲み終わる、そんな感じで
相手と呼吸を
あわせてみましょう。

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「同じものを同じように味わえる人」

というさりげなく、
無意識に
共感しあうことが
積み重なり、

「この人とは馬が合う」

「なんだか居心地がいい人だな」

と思われるきっかけになる
側面があるのです。

 

 

2.色をあわせる

これは私が昔、
接客業していた時に
よく使ったテクニックです。

入店したお客様が
オレンジ色のネクタイをしていたら、
こっそりバックヤードに戻って、
オレンジ色のドレスに着替えたり、
オレンジ色の小物を
取り入れたりするように
していました。

人は、相手と同じ色をつけるだけで、
同じ色好き同士になれるし、
「共通点がある」
ことで相手はあなたに
心を開きやすくなります。

 

デートやビジネスの途中で
着替えてくるわけには
いかないので、
ふだんから仲良くなりたい相手を
観察してみてください。

「いつも黒い服を着ているな」とか、
「いつも差し色は赤が多いな」とか、
「〇〇のブランドが好きなんだな」とか、
「星柄が好きなのか」とか、
「小物は革製品や
スタッズ系が多いな」とか、

いろいろ見つけられるハズ。
そのポイントを、
次に合う時のコーディネートに
取り入れてみましょう。

 

 

3.テンションをあわせる

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相手とテンションを
あわせることも重要です。

たとえば相手が
ゆっくり話をするタイプなら、
あなたもゆっくり話をする。

相手が早口の人なら、
あなたも早口で話す。

テンションが高めだったら、
あなたもテンションを高めに対応する、

などなど……。

ひと昔前だと、
ギャル(もう死語!?)の子たちが、
同じような
「ギャル語」や「若者ことば」
で話して、
すぐに仲間になったり
しましたよね。

「これってウマくない?」
と聞いたら、

「わかる、ウマいよねー!」……と
自分にあわせて回答されると
打ち解けた気持ちになります。

でも、
「これってウマくない?」と聞いて、

「はい、とても素敵な味ですね」

と返されてしまうと、
「なんだかこの人とは
ちょっと合わない気がする。
リズム合わない」……

と思うのは当然ですよね。

語尾や語気などのちょっとした
話し方のニュアンス、
言葉のはしばしをあわせるだけで

「もっと話をしたいな」
「また会いたいな」

と思われるようになるのです。

 

 

4.まずは
「なんとなく居心地がいい人」
になる

これらは、
どれか一個だけをやるのではなく、
「ささいなこと」
を少しずつ積み重ねて
いくことが大切です。

それによって、
親密度が高まっていきます。

「この人とは馬が合うな」

「なんだか居心地がいい」

「もっと話をしたい」

「また会いたい」

好きな人に、
こう思ってもらえたら
嬉しいですよね。

いきなり恋に落ちる
ケースばかりではなく、
だんだん仲良くなって
恋愛に発展していく
ケースも多いはず。

また、人に合わせて
態度を変えることを

「ぶりっこ」や「八方美人」

と言ったり、
「人間は中身が大事」
と言ったりします。

でも、自分の 「内面」
見てもらうために、

そういう「ささいなこと」で
相手に興味を持ってもらう
きっかけをつくることは
悪いことではないと思いますよ。
「空気合わせ」
大切にしてみてくださいね。