会話が苦手な人でも、相手と空気をあわせることで、相手に「私はあなたと仲良くなりたいですよ」とか「私はあなたに興味がありますよ」を伝えられることをご存知でしょうか?
今回は「空気あわせ」とは一体何なのか、そして空気あわせの方法をお話していきます。
同じものを注文してみよう
例えば、カフェで相手がアイスコーヒーを注文したら、同じようにアイスコーヒーを頼んでみましょう。
そして相手が一口飲むタイミングで自分も一口飲む、相手が飲み終わるタイミングで自分も飲み終わる、そんな感じで相手と呼吸をあわせてみましょう。
こんなことで?と思うかもしれませんが、実はこれ、自然と一体感を演出できるんです。
飲み会ではよく「とりあえずビール!!」と注文しますね。
そうすると、みんなと同じタイミングで、揃って「乾杯!!」と飲み始める。この瞬間、一体感が気持ちよかったりします。もちろん、みんなと同じでなきゃいけない、合わせなきゃいけない、なんてことはありません。
しかし、さりげなく同じものを同じように味わう、共感しあうことが「この人とは馬が合う」「なんだか居心地がいい」という関係性になっていくのです。
色をあわせる
私が昔、水商売をやっていた時によく使ったのですが、
もしお客様がオレンジ色のネクタイをしていたら、楽屋へ一度戻ってオレンジ色のドレスに着替えたり、オレンジ色の小物を取り入れたりするようにしていました。
相手と同じ色をつけるだけで、同じ色好き同士になれるし、共通点があることで相手はあなたに心を開きやすくなります。
相手を観察してみてください。
「いつも黒い服を着ているな」とか「いつも差し色は赤が多いな」とか
「〇〇のブランドが好きなんだな」とか「星柄が好きなのか」とか「小物は革製品やスタッズ系が多いな」とか、いろいろ見つけられるハズ。
そのポイントを次に合うときのコーディネートに取り入れてみましょう。
テンションをあわせる
相手とテンションをあわせることも重要です。
たとえば相手がゆっくり話をするタイプなら、あなたもゆっくり話をする。
相手が早口の人なら、あなたも早口で話す。
テンションが高めだったら、あなたもテンションを高めに対応する、などなど…
こんな小さな「ささいなこと」ですが、
これをコツコツと相手にあわせることがとても大切になります。
話し方、動作を真似る
例えばギャル(もう死語?)を想像してみてください。
同じようなギャル語というような口調だったり、ファッションでいることで、
相手と仲良くなれる気になりませんか?
語尾とか口調でも
自分「これってうまくない?」
相手「そうだね!うまいよね!」と自分にあわせて回答されると
つながっているような気持ちになります。
それを自分「これってうまくない?」
相手「そうだね、とても素敵な味がするね」と返されてしまうと、なんだかこの人とはちょっと合わない気がする…と思ってしまいませんか?
そういうちょっとしたニュアンス、言葉のはしばしをあわせるだけで「もっと話をしたいな」「また会いたいな」と思われるようになるのです。
これらは、どれか一個だけをやるのではなく、「ささいなこと」を少しずつ積み重ねていくことが、とても大切なことになります。
「この人とは馬が合うな」「なんだか居心地がいいな」
「もっと話をしたいな」「また会いたいな」
こう思ってもらえたら、とても嬉しいですよね。人はそういう人を「魅力的な人」とも言います。空気合わせ、大切にしてみてくださいね。